県民投票の投稿急増 投開票まであと3日


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 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古新基地建設の埋め立て賛否を問う県民投票は21日で、投開票日まで残り3日に迫った。琉球新報社は告示日の14日を挟んだ10~17日までの8日間、短文投稿サイト「ツイッター」で発信された投稿を分析した。県民投票に関連した投稿は、告示前の10~13日までの4日間で合計3024件あったのに対し、告示後の14~17日は8888件と約3倍に急増した。特に告示日の14日だけで2905件の投稿があり、ネット上で関心は高まりつつある。

 本紙の県民投票に関する投稿分析は3回目で、スペクティ(東京、村上建治郎社長)の協力を得た。告示後、ツイッター上で県民投票の実施を肯定的な投稿は2122件、否定的な投稿は2199件あった。肯定的な投稿のうち、辺野古の埋め立てについて「賛成に○」を求める投稿は29件、「反対に○」を求める投稿は196件、「どちらでもないに○」を求める投稿は11件あった。

 15日から県内41市町村で始まった期日前投票は、6日間で少なくとも12万6927人が訪れた。悪天候の影響もあり投票者数は伸び悩み、投票率が昨年の知事選を大幅に割り込むことも予想される。埋め立て反対を呼び掛ける運動はボランティアらがチラシ配りや戸別訪問を精力的に実施しているが、賛成を促す運動は表だって見られない。若者らによるイベントも企画されており、投票者数の増につなげられるかが焦点。