普天間返還 菅氏「代替案示せ」 知事姿勢を批判


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 【東京】菅義偉官房長官は22日の定例会見で、米軍普天間飛行場の返還問題について「一番の原点は普天間飛行場の危険除去と、固定化を避けることだった。残念ながら現知事から今の危険除去のためにどうするかが語られてない。残念だ」と述べ、固定化回避へ知事から提案が示されていないと批判した。24日の辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の結果に関しては、改めて「粘り強く工事を進めていく」と従来姿勢を繰り返した。

 24日の辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の結果を政府として無視するのかと問われたことに対し「辺野古移設については県に申請し、許可をいただいて工事をしている。これからではない」と強調した上で、過去の県知事による埋め立て承認に論点をずらして持論を述べた。

 県民投票の結果を民意と認識するかどうかとの問いに対しては「普天間飛行場の危険除去と辺野古移設に関する政府の考え方や沖縄の負担軽減に目に見える形で実現するという政府の取り組みを丁寧に説明し、地元の理解、協力を得ながら、粘り強く工事を進めていく考えに変わりない」と答えた。