期日前 投票率16% あす県民投票 玉城知事、広報活動に力


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 辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の投開票日まで残り2日となった22日、期日前投票を済ませた投票資格者は本紙の集計で、回答が得られなかった北中城村を除き累計18万9814人に達し、投票資格者総数に占める割合は16・4%となった。一方、まだ約96万6481万人が投票していない。期日前投票は竹富町を除き残すところ23日のみで、昨年9月に実施された県知事選の期日前の投票率35・12%を大きく下回りそうな情勢だ。

チラシを配り県民投票参加を呼び掛ける玉城デニー知事=22日午後6時すぎ、那覇市のパレットくもじ前

 終盤に差し掛かった22日の期日前投票では、全市町村で3万1968人が投票した。最も投票資格者が多い那覇市では7779人だった。期日を繰り上げた竹富町では22日に期日前投票が締め切られ、累計で276人が投票した。投票率に換算すると7・8%となる。竹富町では23日に投票が行われる。

 県民投票の広報活動で玉城デニー知事は22日の県議会終了後の午後6時すぎ、スーツから「vote 2・24」と書かれた青いTシャツに着替え、那覇市のパレットくもじ前で帰宅途中の通行人などに投票参加を呼び掛けるチラシを配った。足を止めた人に直接語り掛けたり、笑顔で写真撮影に応じたりする場面もあった。

 辺野古埋め立て反対への投票を呼び掛ける新基地建設反対県民投票連絡会は、各支部のボランティアが戸別訪問や電話で埋め立て反対への投票を呼び掛けている。一方、本島南部を中心に各地で「賛成」と書かれたのぼりも立てられている。