県民投票の投票率は52.48% 有権者の半数以上が意思示す


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県民投票で1票を投じる投票資格者=24日午前、名護市の久志公民館

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設埋め立ての賛否を問う県民投票の投票は24日午後8時に締め切られ、最終の投票率は15~23日までの9日間行われた期日前投票分も含め52.48%となった。60万5394人(男性28万1203人、女性32万4191人)が投票した。

 県内外で注目を集めた投票率だが有権者の半数以上が賛否などの意思を示した。投票率は自民や公明、維新が自主投票で静観する中、伸び悩みを指摘する見方もあったが、最終的に5割を超えた。「辺野古」県民投票の会代表である元山仁士郎さんを中心に、10~20代の若者が主体的に動き、意義を訴えたことに共感が広がった。

 当日投票資格者数は115万3591人(男性56万2038人、女性59万1553人)。

 投票は繰り上げ投票をした竹富町を除く全40市町村の投票所で一斉に行われた。15~23日までの9日間に期日前投票を済ませた人は23万7450人だった。

 投票は一部地域を除いて24日午前7時から午後8時まで行われた。【琉球新報電子版】