オスプレイ2日間駐機 北部訓練場、トラブルか


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ヘリパッドに駐機したオスプレイ=15日午後2時29分、国頭村

 【国頭・東】国頭村と東村に広がる北部訓練場のN1地区にあるヘリコプター発着帯(ヘリパッド)で15日午後2時ごろ、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ1機が整備されているのを本紙記者が確認した。前日から駐機しており、何らかのトラブルが起きた可能性がある。15日午後4時56分に現地を飛び去った。

 米海兵隊は本紙の取材に対し、「運用上の安全のため、飛行ルートや飛行操作に関して話すことはできない」と回答した。沖縄防衛局は「米軍側から、米軍施設内での軍の作戦・運用には言及いたしかねるとの説明を受けている」とした。

 14、15の両日、チョウ類研究家の宮城秋乃さんが現地で同機を撮影しており、その動画から同機は2日間同じ場所に駐機していたとみられる。

 宮城さんは「(北部訓練場で)オスプレイが離着陸訓練をすることはこれまでもあったが、丸1日を超えて駐機することはなかったのではないか。何らかのトラブルが起きているなら不安だ」と語った。着陸帯に近い高江区の仲嶺久美子区長は「オスプレイはいまだに集落の上空を低空飛行する。機体にトラブルがあったとしたら不安だ」と話した。