国道329号南風原バイパスがきょう午後3時開通 南風原町宮平から町新川までの1・2キロ区間 開通式で関係者祝う


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国道329号南風原バイパスの側道部分が開通し、テープカットする関係者ら=21日午前、南風原町宮平

 【南風原】国道329号南風原バイパスの南風原町宮平から町新川までの1・2キロ区間が21日午後3時から開通する。

 同日午前、開通式が開かれ、沖縄総合事務局南部国道事務所や南風原町の関係者らが開通を祝った。

 今回開通するのは、4車線の本線ではなく側道部と呼ばれる片側一方通行の2車線。イオン南風原店周辺から南部医療センター・こども医療センター周辺まで通れるようになる。

 一部は仮歩道だが、歩道も整備されており歩行者も通行できる。

 国道329号の交通渋滞緩和や中南部部東海岸地域の活性化、救急医療活動の支援などが見込まれる。

国道329号南風原バイパスの側道部分が開通し、テープカットする関係者ら=21日午前、南風原町宮平

 開通式で沖縄総合事務局の小口浩次長は「国道329号からの交通転換が促され、町内の道路渋滞の緩和になる」と期待を寄せた。

 赤嶺正之南風原町長は「渋滞解消だけでなく地域の産業振興など、さらなる地域の発展につながる」と述べ、工事関係者に感謝した。

 南風原バイパスは全長2・8キロで、真地から新川南までの0・5キロはすでに4車線が開通済み。21日に開通する1・2キロを含む側道部は1・5キロとなる。

 南部国道事務所は4車線での開通を目指し取り組んでいるが、4車線での開通時期は未定。【琉球新報電子版】