謝花副知事「工事中止し対話するのが民主主義国家」 国の新たな区域への土砂投入通知に 法廷闘争「県の主張しっかりしていく」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
沖縄防衛局から県に新たな区域への土砂投入に関する通知があったことを受け、報道陣に答える謝花喜一郎副知事=25日午前、県庁

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、沖縄防衛局が新たな区域への土砂投入を始めると県に通知した25日、登庁した謝花喜一郎副知事は報道陣に「工事を中止して対話するのが民主国家としてのあるべき姿だ」と語った。

 24日来県していた菅義偉官房長官が「地元の理解と協力を頂きながら進めていく」などと発言したことに対し、謝花副知事は「まず理解を得られていないから県民投票で埋め立て反対が72パーセントを占めた」と述べた。

 一方、法廷闘争に触れ「提訴したので、県としての主張をしっかりしていく」とも強調した。【琉球新報電子版】