官邸前でも抗議の座り込み 新区域への土砂投入中止求め 歌、踊りで工事断念訴える


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒

 【東京】辺野古新基地建設で新たな区域への土砂投入の中止を求める首相官邸前座り込み行動が25日朝から始まっている。

 アコーディオンなどの音色に乗せて「月桃の花」や「芭蕉布」などを歌って辺野古の海を思い起こしながら、新基地建設断念を訴えた。午後には稲嶺進前名護市長も合流する予定。

 朝から座り込みに参加した谷藤律子さん(51)=東京都在=は「沖縄をひとりにしてはいけない。沖縄の人たちはこれまでずっと頑張ってこられて、今度は本土にいるわれわれがなんとかしないといけない」と県外で声を上げる必要性を強調した。

 舞いで抗議の意思を表現したダンサーの牧瀬茜さん(42)=東京都在=は「戦争のない、基地のない世の中にしたい。沖縄に基地を押しつけている差別の中で、わたしたちの税金で人の命を奪う基地を造ることに加担したくない」と思いを語った。

 辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会が呼び掛けた「沖縄の声を聞け 止めろ!新たな土砂投入連続行動」の一環。24日は都内・池袋で首都圏大集会も催し、約450人が参加した。【琉球新報電子版】