嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に抗議決議 沖縄市議会が全会一致


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嘉手納飛行場におけるパラシュート降下訓練に対する抗議決議を全会一致で可決する沖縄市議会=26日午前10時13分、沖縄市議会

 【沖縄】沖縄市議会(小浜守勝議長)は26日の本会議最終日で、1、2月に実施された米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は1996年のSACO最終報告で伊江島への訓練移転が合意されているが、「例外的な場合」に限り実施が認められている状態だ。文書では「『例外的な場合』の明確な検証、説明もない」と厳しく非難し、繰り返される訓練に周辺住民の不満が募っているとした。

 嘉手納基地内での降下訓練が「常態化することは断じて容認できない」とし、SACO合意を順守し、嘉手納基地内での降下訓練を実施しないよう求めた。

 抗議決議と意見書は後日、日米関係機関に郵送される。【琉球新報電子版】