安倍首相に琉球泡盛を贈呈 国会議員歴と同じ25年もの古酒 「私もまろやかさ増したかな」


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かめに泡盛を注ぐ安倍晋三首相(中央)、宮腰光寛沖縄担当相(右)、佐久本学県酒造組合会長=8日、首相官邸

 【東京】沖縄県酒造組合の佐久本学会長と喜納舞杏さんら泡盛の女王3人は8日午後、官邸で安倍晋三首相や宮腰光寛沖縄担当相と面会し琉球泡盛を贈呈した。安倍首相の衆院議員歴にちなみ、25年ものの古酒。一つのかめに酒を注ぐパフォーマンスも行い、泡盛文化に親しんだ。

 組合によると首相に泡盛を贈呈するのは初めて。

 贈呈式で佐久本会長は、泡盛の輸出拡大や、泡盛原料の県産米化に向けた国の支援に謝意を示した。「泡盛は600年の歴史があり、ジン、テキーラ、ウオッカに並ぶ世界に通用する蒸留酒だ」と語り、泡盛の持つ魅力の普及拡大につなげる考えを示した。

 安倍首相は自身の国会議員歴と同じ期間、熟成を重ねた泡盛に「私も円熟さを増した訳ではないが、まろやかさは多少増したのかな」と笑いを誘い、泡盛の生産や輸出拡大にエールを送った。【琉球新報電子版】