米軍が津堅島沖でパラシュート降下訓練 今年2回目 モズク収穫時の強行に漁師反発


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 【うるま】米軍は2日、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。MC130特殊作戦機から計9人が降下した。訓練は今年2回目。漁業関係者からは反発の声が上がった。

 同水域では定期船や漁船の航行があり、県や市などは訓練の中止を求めている。

 訓練は午後1時すぎに5人、午後1時半ごろ4人がパラシュートで降りて入水した。米連邦航空局は航空情報(ノータム)で午後1~5時まで訓練を実施すると発表していた。

 同水域周辺ではモズクの収穫がピークを迎えており、ゴールデンウイーク期間中でダイビングに訪れる人もいる。

 与那城町漁業協同組合の玉栄将幸組合長は「万が一、事故があると油が流れることなどが想定される。きれいな海で訓練はやめてほしい」と話した。