沖縄の台所、惜しむ別れ 牧志公設市場建て替え 現市場での営業きょうまで


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ゆんたくしながら買い物を楽しむ常連客=15日、那覇市松尾の第一牧志公設市場

 老朽化により建て替えられる那覇市の第一牧志公設市場が16日、現市場での営業を終える。15日も多くの観光客や地元客が訪れ、営業終了を惜しみながらも仮設市場や新市場への期待を寄せた。

 肉を買っていた西村幸子さん(65)は「小さい時から母と買い物に来ていたので肉はここ、昆布はここと買う店が決まっている。触れ合いが市場の魅力だ。沖縄らしい今の雰囲気もいいけれど、仮設市場や新市場もより衛生的になって良いのではないか」と話した。

 16日は午後2時半からBEGINの島袋優さんらが出演する「閉館ラストライブ」が市場2階で開かれる。現市場近くの旧にぎわい広場に建設された仮設市場は7月1日に開業する。