陸上自衛隊配備を問う住民投票条例を否決 石垣市議会


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陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案を賛成少数で否決する石垣市議会=17日午後、市議会

 【石垣】石垣市議会(平良秀之議長)は市議会6月定例会初日の17日、石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案を賛成8、反対11、退席1、欠席1の賛成少数で否決した。

 議長を除く出席議員20人のうち野党8人が賛成し、与党と保守系野党議員の11人が反対した。与党の公明会派1人が退席した。

 住民投票を巡っては、市内有権者の約4割に当たる1万4263筆の署名による住民の直接請求を市議会が2月、可否同数の議長裁決により否決。3月に野党側が選択肢を「賛成」から「容認」に変更した上で、条例案を議員提案していた。【琉球新報電子版】