「オキコ」カップ麺出たよ “ご当地ラーメン”全国へ エースコックと連携


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オキコ監修の「オキコラーメンBIGチキン味」

 エースコック(大阪府、村岡寛社長)は1日から、パン製造のオキコ(西原町、銘苅敏明社長)と連携し、長年県民に親しまれてきたオキコラーメンのカップ麺「オキコラーメンBIGチキン味」の全国販売を開始した。販売期間は未定だが、売れ行き次第では販売継続を検討する。沖縄限定で定番商品化することも検討しているという。

 エースコックは商品の沖縄でのシェアが若干低いといい、沖縄で知名度の高いオキコラーメンをカップ麺化することで浸透を図る。各社がさまざまな「ご当地カップ麺」を出している中、沖縄に関する商品は「沖縄そば」が多く、ラーメンはほぼなかったという点も商品開発する上で優位性があると判断した。

 袋入り即席麺のオキコラーメンは1966年に発売。市場の競争激化で98年に生産を中止したが、消費者から復活を望む声が多くあり、2006年に販売を再開した。オキコマーケティング事業部の大城修二課長は「全国販売でオキコラーメンの知名度を広げたい」と期待を込めた。

 オキコラーメンBIGは85グラムで価格は220円。全国のコンビニやスーパーで販売する。