【参院選2019 県内政党インタビュー】⑦ 立憲民主党県連「先端的な特区の創出を」 大城竜男幹事長


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立憲民主党県連 大城竜男幹事長

―今参院選の意義は。

 「辺野古への新基地建設の是非が最大の争点だ。年金を始めとする社会保障制度、消費税の引き上げ、憲法改悪、経済政策など安倍政権の6年半で暮らしの安心は壊され続けてきた。その是非を問う選挙だ」

―想定する投票率と当選ラインは。

 「選挙区は30万票以上を目指す。投票率は上げる努力をしているが50%台前半になると想定している。比例は結党以来、最初の参院選のため想定は難しいが、前回衆院選の得票数を超える10万票を目指したい」

―米軍普天間飛行場の返還・移設問題の解決策は。

 「新基地建設は強行的であり県民の理解は得られていない。さらに安定的な日米関係の阻害要因にもなっている。辺野古に基地を造らず、普天間は即時に返還すべきだ。既に辺野古は軟弱地盤の存在により破綻している。米国政府と再交渉すべきだ。そして結論が得られるまで工事を止めるべきだ」

―有権者に最も訴えたいことは。

 「大企業がもうかっても地方や中小企業などに波及するトリクルダウンは起きないことがこの6年半で証明された。ボトムアップで家計を豊かにすることを政治の力でやらなければいけない。一日も早く時代に合った経済運営に変えていく。その一歩をこの選挙で踏み出したい」

―沖縄振興で最も訴えたいことは。

 「沖縄振興一括交付金を充実させ、先端的な特区を創設する。その中で沖縄の発展につなげたい。自然、歴史を生かす観光産業や交通インフラの整備などに取り組む」

―政党間の連携状況は。

 「『オール沖縄』を構成する各党が持ち味を生かし、当選に向けて最大限の支援をすることに尽きる」