沖縄県産マンゴーの生産が10%増1959トン 県が予測 堆肥管理が結実


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
県産マンゴー(資料写真)

 沖縄県農林水産部はこのほど、県産マンゴーの2019年の生産量は前年比10%(177トン)増の1959トンになるとの予測を発表した。平年比では13%増となる。

 昨年9~10月に襲来した台風24・25号の影響でマンゴーの木の枝が折れるなどの被害を受けたことや、冬場の気温が高かったことで開花や枝の育成が遅れた。しかし開花後の3月中旬、平年より気温が高い日が続いたことで順調に着果を始め、前年を上回る生産量につながったとみられる。

 県園芸振興課果樹班の浦崎直也班長は「台風や冬場の高気温で生産への影響を心配したが、生産者の肥培管理などの努力が実を結んだ」と話した。

 各地区の生産量予測について、北部地区は同16%増の540トン、中部地区は同10%増の110トン、南部地区は同16%増の492トン、宮古地区は同2%増の650トン、八重山地区は同9%増の167トンの見通し。