社民の仲村未央氏は落選確実 参院選比例代表


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敗戦の弁を述べる仲村未央氏=22日午前4時すぎ、宜野湾市の選挙事務所

 参院選比例代表に立候補していた社民党新人で前沖縄県議の仲村未央氏(47)は22日未明、落選が確実となった。

 仲村さんは22日午前4時すぎ、落選が確実となったことを受け、宜野湾市の選挙事務所で「たくさんの力をもらい、県民の民意に立って辺野古の新基地建設を止める思いでいたが、力不足で申し訳なく思う」と述べた。
 
 選挙戦では米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設の中止・撤回や憲法改正阻止を訴えた。耳に届いたのは、国策に苦しめられあらがう人々たちの声。「沖縄から声を上げることは、沖縄と同じように国策で地域を分断された人たちの声を代弁することでもある」との意を強くした。

 初出馬の今回、比例代表で党が獲得した1議席を前党首と競った。一歩届かなかったが、改憲勢力が3分の2を割り込んだことに「国民の危機感の反映だと思う」と語った。
【琉球新報電子版】