CV22飛来容認できず 三連協と宜野湾市長が抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 米倉 外昭

 沖縄県の沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協、会長・當山宏嘉手納町長)は26日までに、垂直離着陸輸送機CV22オスプレイを米軍嘉手納基地で運用しないよう求める抗議・要請文を日米関係機関に郵送した。松川正則宜野湾市長は、CV22を含む外来機の飛来が米軍普天間飛行場で相次いでいることに対し、沖縄防衛局へ抗議した。

 三連協はこれまで、CV22の配備計画の撤回や運用中止を一貫して求めてきた。今回の飛来は、これまでの経由の範囲を超えて同基地を起点とした訓練実施につながるとして「断じて容認できるものではない」と批判。訓練の常態化による周辺住民の負担が増すことも危惧した。

 松川市長は24日、米軍普天間飛行場にCV22やP8A対潜哨戒機が飛来したことについて、田中利則沖縄防衛局長に電話で抗議した。田中局長が米側に抗議内容を伝えることを確認した。CV22は23~25日の間に給油のため同飛行場へ飛来。22日の夜間にP8によるタッチアンドゴーを目の当たりにした松川市長は「とても我慢できない」と不快感をあらわにした。

 CV22は米軍横田基地から飛来した。26日午後、同基地に帰還したとみられる。