沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故の現場を撮影した写真などを展示した「私の見た壁~1000の記憶」(同実行委員会主催)が13日から那覇市パレットくもじ6階の那覇市民ギャラリーで始まった。18日まで。事故当時、学生や地域住民、通りかかった人が撮影した墜落現場の写真や状況を伝える新聞記事、関連資料を展示している。
写真展はヘリが墜落して黒いすすの跡が残った壁の保存運動をきっかけに始まり、墜落事故の翌年から毎年開催している。
沖国大近くに住み、多くの写真を提供している兼城淳子さん(77)は「戦争はしてはならない、命どぅ宝という思いから協力している。事故の記憶を消してはいけない」と力を込めた。