F35離着陸 116・7デシベル 普天間第二小室内で86・4デシベル


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
旧盆中日に騒音をまき散らすステルス戦闘機F35B=14日午後1時15分、宜野湾市の米軍普天間飛行場(金良孝矢撮影)

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に飛来している岩国基地(山口県)所属のステルス戦闘機F35Bが旧盆中日の14日も離着陸を繰り返した。県と市の騒音測定で午後1時18分、上大謝名公民館で最大116・7デシベルの騒音を発生させた。琉球大学の渡嘉敷健准教授(環境・音響工学)の騒音測定では、F35が飛来した11日、普天間第二小学校の室内で最大86・4デシベルの騒音が発生。渡嘉敷准教授は「騒音を防音できていない」と指摘した。

 県と市の測定で、11日のF35飛来時、普天間第二小に近い普天間中学校で午後0時24分に100・8デシベルを記録。渡嘉敷准教授は、これまで第二小の室外で記録していたが、台風接近に伴い、計器を室内に移動させていた。室内は室外より14・4デシベル低い値だった。渡嘉敷准教授は「ジェット機に対して防音ができていないことを示している」と指摘した。