維新県総支部代表に下地幹郎氏 儀間光男氏引退で交代


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下地幹郎衆院議員

 日本維新の会沖縄県総支部は22日、那覇市内で総会を開き、7月に参院議員を引退した儀間光男代表の後任として下地幹郎衆院議員を充てることを全会一致で承認した。儀間氏は顧問に就任した。さらに、幹事長の當間盛夫県議が代表代行を兼務するなどの役員人事案も併せて承認された。

 維新の規定では、県総支部の代表は国会議員に限っており、現在、維新所属の国会議員は儀間氏の引退により下地氏のみとなっている。総会後、記者会見を開いた下地氏は「沖縄の維新らしい個性を出し、元気な沖縄をつくるためにさまざまな課題を解決するための解決策を提案していきたい」と述べた。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設については「難しい状況にある。普天間だけではなくて馬毛島への訓練移転を含めた沖縄全体の負担軽減のプランを政府は出すべきだ」と指摘した。

 一方、選挙戦における協力関係となっている「自公維」の枠組みについて、昨年の知事選以降、連敗を喫していることから「自民党の候補者をただ推薦する今の在り方がいいのか問われている。枠組みについていま一度考えなければならない」と語った。ただ、来年6月に予定する県議選については自公維で過半数を獲得することを目標に掲げる考えを示した。