在沖海兵隊グアム移転先に遺跡 射撃場工事を中断


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 【与那嶺路代本紙嘱託記者】在沖海兵隊のグアム移転計画に伴い施設建設が進むアンダーセン基地北西部の実弾射撃場で7月末、二つの遺跡が見つかり、工事が一時中断していることが分かった。

 グアムの地元紙パシフィック・デーリー・ニュースによると、7月29日に考古学者と海兵隊が実弾射撃場を調査したところ、乳鉢や乳棒、貝の道具、石器などが見つかった。軍は工事を一時中断し、さらに調査を進めている。
 調査の後、遺跡を移して保管し、工事を再開する。軍によると、工事が避けられない場所ではこのような手順を取るという。グアムの米軍施設の建設現場では2018年12月以降、石器や陶器の破片など13件が相次いで見つかっている。