米軍普天間飛行場所属のCH53E大型ヘリコプターが沖縄本島東海岸に窓を落下させたことを受け、沖縄県の謝花喜一郎副知事は30日夕、川村裕外務省沖縄担当大使と田中利則沖縄防衛局長を県庁に呼び出し、落下事故に抗議した。
謝花副知事は相次ぐ米軍機による事故に「米軍の再発防止策が極めて不十分なものだと言わざるを得ない」と指摘。県への連絡が2日後だったことにも「強い憤りを禁じ得ない」と述べた。同型機の飛行を1週間停止した上で、原因究明に加え、詳細な説明、実効性のある再発防止策を講じるよう求めた。
抗議文を受け取った田中局長は米側から「普天間飛行場を4日午前7時までクローズ(閉鎖)すると聞いている」と説明した。県との面談後、落下事故を受けた措置かと問う記者団の質問には答えなかった。週明けの2日月曜日は米国の祝日「レイバー・デー(労働者の日)」となっており、事故を受けた措置ではないとの見方もある。【琉球新報電子版】
米軍機窓落下、沖縄県が抗議 1週間の飛行停止求める 米軍は4日午前7時まで普天間閉鎖
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問山栄恵