護岸に浮具乗り上げる 辺野古、高波の影響か


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小型無人機で撮影した新基地建設現場。護岸上にフロートが漂着している様子が確認できる=22日、名護市辺野古(沖縄ドローンプロジェクト提供)

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸の新基地建設現場で22日、浮具(フロート)が埋め立て区域を囲う護岸上に打ち上げられている様子が確認された。台風17号による高波の影響とみられる。

 米軍や自衛隊基地の監視を続ける市民団体・沖縄ドローンプロジェクトが同日、小型無人機で撮影した。画像では辺野古崎西側の埋め立て区域付近で、フロートの一部が護岸上に乗り上げたり、絡まったりしている様子が確認できる。台風接近前には護岸の外側に二重にフロートが設置されていた。

 同プロジェクトは「(沖縄防衛局は)急速な台風の発達で対応できなかったのだろう」と分析した。