襲ったのはイタチザメ/サーフゼ死亡事故

 
  【平良】平良市内の砂山ビーチでサーフィン中に男性がサメに襲われて死亡した事故で21日午前、水産庁西海区水産研究所石垣支所沖合資源研究室長の矢野和成さん(44)が宮古島を訪れ、宮古署でサメに食いちぎられたサーフボードを調べ、持参したイタチザメの歯形と形状が合致したことからサーファーを襲ったサメは「イタチザメ」と断定した。体長については、口の幅から2-2・1メートルの中型のサメとみている。
  サメの特定については、19日に国営沖縄記念公園水族館の調査でオオメジロザメの可能性という見方があったが、矢野さんは「ボードに残された歯形が切れ込みのあるイタチザメの特徴で、オオメジロザメの三角の歯型とは明らかに違う」と指摘した。
  矢野さんは、イタチザメは先島諸島近海ではウミガメをえさとしていることを挙げ、「ボードをウミガメと間違えて襲った可能性が高い」という見方を示した。イタチザメは、日中はリーフ外にいるが、夕方になると沿岸に寄ってくる。矢野さんは「夕方や夜、明け方など薄暗い時には海に入るのを避け、日中泳ぐようにする。濁っている時はサメが寄ってくるので透明度の高い海で泳ぐ」などと対策について強調した。
  18日から砂山ビーチ沿岸で行っているはえ縄でのサメ捕獲は21日早朝も揚がらなかった。同日夕には、砂山ビーチ沿岸でのはえ縄に加え、周辺海域にはえ縄の設置を広げる。