支援受け復旧へ全力/精神障害者就労施設「ふれあいセンター」

 
  「力を合わせて、みんなで頑張りたい」-。1月27日に火事に遭った那覇市旭町の精神障害者就労・生活支援施設、ふれあいセンター(永山盛秀所長)のメンバーら50人がセンターの事業再開に全力で取り組んでいる。主力事業の名刺印刷に使うパソコン二台も本格的に稼働を始めた。県内外の関係団体、個人からの支援金や激励も相次いでおり、メンバーらは「応援にこたえるためにも、復旧へ全力で取り組みたい」と自助努力へ意気込んでいる。
  センターでは精神障害当事者が名刺印刷のほか、店舗でのパンなどの食品販売、病院への出張販売などを行っている。火災によるけが人はなかったが、四階建てビルの一階にある事務所兼店舗は全焼し、二台あった名刺製作用パソコンや印刷機、商品など活動に必要な物を失った。
  火災当時、県庁などから約千枚の名刺の注文を受けていたが、データを保存していたフロッピーなどがすべて焼失し、作製ができなくなった。しかし、「名刺印刷はセンターの主力。受注を受けた社会的責任のためにも、注文を受けた分は作業を止められないし、止めない」と永山所長。メンバーらは火事の翌日から県精神障害者福祉連合会(山里八重子会長)パソコン一台を借り、電話で受注先と連絡を取りながら、倉庫として使っていた店舗二階で名刺印刷を再開。このほど、もう一台も知人から借り、本格的な印刷作業が始まった。
  「だれにもけががなくてよかった」「何かできることはありませんか」。県共同作業所連絡会(桜木かほる会長)をはじめ、火災を知った県内外の関係団体から見舞いの手紙やカンパが続々と届いた。永山所長は差し伸べられる支援について「日ごろから築いてきた関係機関とのネットワークの重要性をあらためて感じた」と語った。被害が集中した一階はすでに工事中で、3月の店舗再オープンを目指している。
  同センターへの支援金の振り込みは琉球銀行那覇ポート支店普通預金「ふれあいセンター所長永山盛秀」口座番号40419。名刺の注文は同センター098(864)0408まで。