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「笑顔贈る会 ありがとう」 警察広報犬ボギーが会長に

 【浦添】財政的に公立と比べ厳しい状況にある認可外保育園を支援するため、浦添市の手登根安則さん(43)=浦城タクシー取締役=らが立ち上げた「子どもに笑顔を贈る会 ありがとう」に県外から絵本やおもちゃが届いている。

迷い犬から周囲の人々の思いやりで成長した「善意のシンボル」警察広報犬ボギーを会長に「子どもを育てる環境の差をなくしたい」という“思(うむ)い”に応え、支援の輪が次々と広がっている。
 手登根さんはボギーを育てた「上司」。交通安全指導で保育園を巡回するうち、公的補助が少なく、絵本などを購入する費用が足りない認可外の現状を知り、支援のための仲間を募った。
 2月からブログで趣旨を発信。これまで福岡の女性から80センチ四方の段ボール箱2つに100個以上のおもちゃと20冊以上の絵本、北海道の女性からは「子どもたちの未来に役立てるなら」とメッセージを添えたクレヨンが届いた。
 善意への報酬は、ボギーの足形付き礼状と子どもの笑顔、「ありがとう」という言葉だと手登根さん。「一人一人の思いで子どもたちの保育環境を良くしたい。私たちはモノに託した思いを橋渡しするだけ。提供してくれる人全員が主役」と熱く語る。
 今後は県内でも絵本と児童書を中心に提供を呼び掛けるほか、会員の特技を生かして、認可外保育園を訪問してのパフォーマンスも予定。将来は米総領事館に協力を求め、基地内児童との交流も行いたいという。
 浦添市認可外保育施設連絡協議会の古波津美和子会長(太陽の子保育園園長)は「絵本は情緒発達に影響する大事なもの。現在は図書館で借りたものが多く、とても助かる」と期待した。手登根さんは「ありがとうは言っても言われてもうれしい言葉。集まった善意は小さな芽だが、大樹に育てたい」と意欲を語った。
 会の連絡先は浦添市屋富祖1-2-11、浦城タクシー2階098(879)6006、メールアドレスはarigato_okinawa@yahoo.co.jp
(金城潤)
[caption]県外から寄せられた善意のおもちゃなどに喜ぶ手登根さんとボギー(右)、ボギーの「妻」ナビィ=18日、浦添市屋富祖の浦城タクシー[/caption]



琉球新報