【フランス】演劇フェスタへダンス部門支援 県人会長・大城さん


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 キジムナーフェスタの名で知られる「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」が今年の夏も沖縄市で開催されるが、その中で主にダンス部門の制作・公演に携わっているのが、在仏県人会会長でもある大城洋子さん(34)=写真右=だ。

公演のみならずダンスのワークショップも同時に企画・制作を担当している。大城さん自身、幼いころからバレエを習っていたこともあり、少しでも舞台に立つ人たちの力になれればと影でダンサーたちを支えている。
 大城さんはコザ生まれの名護市東江育ち。東江小・中学を卒業後、球陽高校に1期生として入学、琉球大法文学部に進学して県費留学生として1997年にフランスへ渡った。レンヌ第2大学ケルト言語学科の博士課程を中退。その後、同大学で日本語を教えながらブルトン語の勉強を続け、現在は舞台の仕事を中心に活動している。
 「今年は特にワークショップに力を入れており、このチャンスにぜひたくさんの人に足を運んでもらいたい」と話している。
(与那嶺佐和子通信員)