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方言交え故郷語る 俳優の林隆三さん、聴衆魅了

 第69期新報女性サロン(琉球新報社主催)の第1回講座が22日、那覇市泉崎の新報ホールで開かれ、俳優の林隆三さん(64)が「~ふるさと・愛・平和を願って~林隆三と楽しむ『賢治童話の世界』」と題して講演した。

林さんは東北方言を交えながらユーモアたっぷりに東北で育った体験を紹介し「幼少期、少年期の故郷と自然は今のわたしの土台を築いた」と故郷への思いを語った。
 満杯の会場からは拍手や爆笑が起こり、大勢の聴衆が魅力たっぷりの林さんの話に酔いしれた。
 講演で林さんはスポットライトを浴びて登場。宮沢賢治の童話を情緒豊かに朗読し、聴衆を引きつけた。
 少年時代に母親からの助言で父母の出身地の山形県を一人で旅した体験を披露し、山形の方言を聞いて「最初は怖かったが、だんだんとかっこいいと思うようになった」という。少年時代は仙台市で育ち、野原で取ったイナゴを調理師に渡して給食で食べるなど自然の中で伸び伸び過ごした思い出も紹介した。
 林さんは「僕から、方言、自然、故郷を取ったら何も残らない」と思いの強さを強調した。



琉球新報