照屋さん大物賞1号/てだこ沖釣り サワラ12.5キロと格闘


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 26日、浦添市観光協会が主催する第1回てだこ沖釣り大会が開催され約100人の沖釣り師が参加して日ごろの腕を競った。個人大物賞を制したのは沖縄市の大物釣りのベテラン照屋敏雄さん。

 この日、照屋さんが乗船した船は平城丸。屋嘉比沖のポイントはオーマチやツムブリ、カツオ等がポツポツ釣れたが思うように釣果が伸びず、移動すること2回。3番目のポイントでは水深21メートルの浅場にアンカーを打った。午後1時30分、釣ったグルクンを生き餌に仕掛けを下ろすと大物がヒットした。
 強烈な引きをかわし、照屋さんは船上を半周ほど移動。5分ぐらいで水面に浮いたのは12・5キロのサワラで、みごと大物賞に輝いた。
 ところで照屋敏雄さんといえば数々の釣り大会で成果を挙げ、勝ち取った賞状やトロフィーは76個という猛者。これで77個目の賞となった。「第1回大会の大物賞ということで、意義のある賞となった。目標の100賞を目指して頑張りたい」と語った。
 そのほか、各賞の上位入賞者は次の通り。( )内は記録、単位はキロ。敬称略。
 【個人大物賞】2位・新門正志(イソマグロ8・95)3位・赤嶺寛(ガーラ6・05)【個人重量賞】1位・諸見達也(18・9)2位・翁長考栄(17・25)3位・金城清勇(17・1)【チーム重量賞】1位・OPA!FC(101・95)2位・チーム新門(82・75)3位・爆釣会(79・65)(取材・仲栄真修)

【各地の釣果】
◎東村タチ狙いに大コチ
 22日、松田紳吾さんは父親ら3人で東漁港にタチウオ釣りに出掛けた。18時、餌のガチュンを針の付いたワイヤでグルグル巻きにしたタチウオ専用仕掛けに食いついたのは80センチ、3・78キロの大コチだった。
◎今年4匹目のアーラ
 23日、釣りクラブ南釣友会の仲村直さんは、辺戸のクイシで今年4匹目のアーラミーバイを釣り上げた。サイズは105センチ、23キロ。これは全日本磯釣連盟が主催する第42回全日本釣り選手権のクエ部門へのエントリーとなり、上位入賞が期待できそう。
◎南堤ガーラ23キロ
 25日、那覇港沖の南堤防で23キロのガーラが上がった。釣ったのは今年2度目の渡堤となる宮良敏夫さんで、ガーラの回遊を視認するや、餌取りを兼ねる小魚狙いを止めて大物竿(ざお)に集中したという。かくして18時40分、ダツの半身にヒットした。
◎初釣りでグルクン大漁
 社内レクに沖釣りを企画したステージプランニング社の面々は15日、グルクンをターゲットに座間味沖に繰り出したのだが、言い出した同社代表の恵さんが船酔いしフェリーで帰途に就いてしまった。ところが大海原に残された沖釣り未経験者たちが、まさかの釣りっぱなしで思わぬ大漁に。(船案内・進海丸098・867・0458)
 意見、要望をお寄せください。釣果写真、情報等も幅広く募集しています。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

第1回てだこ沖釣り大会で大物賞に輝いた照屋敏雄さん
22日、川田漁港で80センチの大コチを釣り上げた松田紳吾さん
23日、仲村直さんは、辺戸のクイシで今年4匹目のアーラミーバイを釣り上げた
25日、那覇港沖の南堤防で23キロのガーラを釣った宮良敏夫さん
15日、グルクンを釣った(左から)松尾さん、東江さん、上原さん、真奈美さん
金城和也さん(左)と上原勇人さんは西崎一文字でコロダイやタマンを釣った