かりゆしアーバン閉館 とまりん、後継事業者は未定

閉館を前に最終日に宿泊した客を送り出すスタッフ=1日午前、那覇市前島の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 ホテル経営のかりゆし(那覇市、平良朝敬社長)は1日、那覇市前島の複合ビル「とまりん」内にあるホテル「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」を閉館した。

館内施設の一部は11月30日で営業を終了し、1日は最後の宿泊客がチェックアウトして閉館となった。平良社長と同ホテルの當山智士総支配人は同日午後、那覇市のかりゆし本社で記者会見し、閉館の経緯などについて説明する。
 ホテルは1995年4月開業。客室数240室(収容人数628人)でレストランやバンケットホールなどを備え、結婚披露宴にも利用されていた。
 同ホテルが入居する建物「とまりん」を所有する第3セクター「泊ふ頭開発」は2007年、三井不動産(東京)にホテル棟部分の売却を決めた。かりゆしは三井と賃料交渉で折り合わず、6月に撤退を表明していた。とまりん内のホテル運営事業者は未定。
 同ホテル従業員229人は、恩納村など同社系列の別ホテルに異動が通知されている。同社の意向調査で正社員約10人とパート・アルバイト(89人)のほとんどが退職の意向を示している。異動する従業員は当面、同ホテルでの残務処理などに従事する。別ホテルへの着任時期は未定。
 レストランや宴会場などは30日で営業を終了したため、1日はフロントや宿泊客が朝食を取る15階のスカイバンケットホールなど一部で従業員が業務にあたった。正午までに全宿泊客約350人がチェックアウトし、閉館。従業員らは清掃や備品の整理など残務処理を行い、午後1時にはホテル内で従業員の慰労会を開く。