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勇壮にサバニ3隻進水 名護湾、帆取り付け観光資源に

勇壮に名護湾を進むサバニ=16日、名護市の21世紀の森ビーチ

 【名護】沖縄の海洋文化の一つ、サバニの継承発展を目指す「帆掛けサバニ推進プロジェクト」の一環として建造されていたサバニ3隻の進水式が16日、名護市の21世紀の森ビーチで行われた。

今後、プロジェクトを推進する「帆掛けサバニ拡げ隊」が名護湾を拠点に、観光客、県内児童らが乗船できる体験サバニや歴史などを教えるスクール開設、製造技術の次世代継承などを通じて、海洋文化の復活を目指す。
 完成したサバニは全長8・5メートルが1隻と6メートルが2隻の計3隻。進水式には県内各地から支援者やサバニファンが大勢駆けつけた。神事の後、参加者が3隻を持ち上げ海に浮かべた。サバニ拡げ隊の満名匠吾やんばる支部長らが勇壮にかいを操りサバニが進み始めると、岸から歓声がわき起こった。式後、サバニにバランスなどの調整を施して帆を取り付けるという。
 同プロジェクトは、海想(那覇市)の森洋治社長らが企画し、県産業振興公社の本年度のベンチャー育成連携事業で採択され、実現性が高いとして「フロンティア認定」されている。満名支部長は「帆掛けサバニを守り続けてきた人の思いが花開いた。沖縄の海と“こぎ”の魅力と喜びを多くの人に体験してほしい」と喜びを語った。