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普天間 嘉手納統合案 岡田克也外相、米と再交渉に意欲

 【東京】岡田克也外相は27日、米軍普天間飛行場の嘉手納基地統合案について「沖縄に二つある大きな基地が一つになることは大きなメリットだ。今の案(名護市辺野古移設)だと二つの基地が固定化することになりかねない」と利点を指摘した上で、米側と再交渉することに積極姿勢を示した。

嘉手納町など基地周辺自治体が統合に反対していることは認識しているとしたが、それ以外の反対論に関しては「納得していない」と明言。「緊急時に運用が難しくなるとか、海兵隊と空軍は同居できないとか、どこまで受忍できないのか。ヘリと飛行機の同居とか、前例はある。一つ一つきちんと詰めていきたい」と述べ、米側と具体的な運用を協議する意向を示した。
 岡田氏は、23日の会見で県外移設は考えられないと明言した理由について「県外移設という案は時間が3年や5年とか与えられるなら別だが、限られた期間の中で答えを出さなければならない」と説明し、日米合意の存在と普天間飛行場の危険性の早期除去という二つの条件下では県内移設が現実的との認識を示した。
 普天間移設をめぐる過去の日米交渉の中で浮上した移設先について、岡田氏は「(米軍再編で普天間の空中給油機部隊の移設先に決まった)岩国とかはあったとしても、今の普天間基地を県外にという案はわたしはなかったと承知している」と述べ、県外移設は検討対象になっていないとの認識を示した。
 琉球新報の取材で、普天間飛行場移設に関する日米交渉では、北海道などが検討されたことが明らかになっているが、岡田氏は「それら(県外の候補地)は、かなり具体性を持って検討されたものではないとわたしは理解している」と述べた。