6日から8日までの2泊3日、南大東島に本社を置く有限会社奥山組の依頼を受け「南大東島の観光資源を活用したツアープログラム開発のための南大東島モニターツアー」に参加することになった。30年前にキハダを釣るために訪ねた南大東島への久々の遠征とあって期待をしていたが、悪天候に悩まされた。磯釣りは小型のイシガキダイも釣れ、まずまずの釣果を上げることができたが。
しかし、期待の沖釣りに出ることができない。あきらめかけていた最終日に、たまたまセーイカ(ソデイカ)漁に来て、シケのために南大東島に避難していた南城市の千加丸で出船することになった。飛行機出発前の2時間半の勝負。まずはルアーでトローリングをしながらポイントへと向かう。港を出て15分でヒット。アングラーは沖釣りが全く初めての田中さん。初めて味わう大物の引きの強さに驚きながらも、必死に耐えてリールを巻く。15分後、船に25キロのマグロを上げると興奮は喜びに変わった。(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎安和タマン76センチ
5年ほど前から狙いをタマン1本に絞っているという嘉陽健治さんが10日、名護の安和海岸でサンマのブツ切りを餌に76・6センチ、6・5キロの大タマンを釣り上げた。2年前の自己記録69・5センチを大幅に更新するうれしい1匹となった。
◎中城ガーラ6キロ
明け方、ガーラに追われて逃げ惑うミジュンの群れが浜にダイブすることもある。活性の高さを目の当たりにした翁長勲さんが3日、中城の海岸で76・5センチ、6キロのロウニンアジや2キロ台のオニヒラアジをミノープラグに乗せた。ゲームはしばらく楽しめそうとか。
◎恩納サーフでタマン3匹
「現場にはかれこれ20回も通うが満足する釣りは3回ほどしかない」と話す伊波直さんが10日、66センチ、3・6キロを頭に大中のタマンを3匹釣り上げた。すっぽ抜けが多かったので餌のエソを細い切り身にしたのが奏功したという。
◎那覇港イカ活性続く
泊から西洲にかけてイカの食いがいい。超大型は一段落した観があるが、アオリもクブシミも1~2キロ級の乗りが良い。赤嶺健太くんは13、14の連日、泊の赤灯台ポイントで1キロを超えるイカを釣り上げた。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心がけてください。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)