教育

「太陽」の女性 熱演 伊江小・幼稚園で学芸会

劇「沖縄の太陽」を精いっぱい演じる児童たち=伊江小学校体育館

 【伊江】「嵐をおこせ 一人一人が名演技 世界一の学芸会」をテーマに、伊江小学校、幼稚園(仲井間進校長)の学芸会が7日、同校体育館で行われた。学芸会は全校児童137人による全体合唱で幕開け。5年生による民俗芸能「伊江島の村踊」や劇、合唱奏などが披露された。

 中でも6年生25人は劇「沖縄の太陽」を演じた。沖縄戦の跡が残る1955年、新聞報道で米軍による土地接収を知り、苦しむ伊江島の人々に手紙や書籍を送って励まし続けた当時高校生の黒田操子さんの物語を演じた。
 黒田さんは当時“異国”だった伊江島を訪れ、島の子どもたちと触れ合い、逆境にあった島の人々にとって「沖縄の太陽」と称された。
 また祖国復帰運動で「沖縄を返せ」の歌や、黒田さんが東京へ帰る船旅の無事を祈る「アヤメ歌」などを児童が堂々と熱唱した。
 上演に際し、原作の「沖縄の太陽物語」(大西照雄著)を参考に、脚本作りや演技指導などを担任や地域住民が協力した。会場に詰め掛けた多くの保護者や来賓は劇に見入り、惜しみない拍手を送った。(金城幸人通信員)