【ブラジル】旧正月 ニシハランチュ9割若者で盛況


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(右から)奥浜第二副会長、与那嶺会長、与那嶺第一副会長、小波津波幸吉さん、奥浜会計

 ブラジル西原町人会(与那嶺育紀会長)の新年会が2月28日午後1時から、ビラ・カロン県人会支部会館で催された。約300人のニシハランチュの家族が集い、久しぶりに会うシマンチュとの会話も弾み、午後6時ごろまでにぎわった。

 まず、与那嶺会長の新年のあいさつがあり、次に2009年度研修生の与那嶺セルジオ・トシオさんが「西原町の皆さんにお世話になり、とても貴重な経験をさせてもらった」と報告。今年の研修生に選ばれた大城アレシャンドレ・アキヒロさんも紹介された。大城さんは、ブラジルで活躍する沖縄民謡バンド「トントンミー」のメンバーである。
 宮平清徳さん(92)の乾杯の音頭で会食が始まった。舞台では、会員子弟による踊り(新里マルシア琉舞道場)、民謡、空手(与那嶺剛柔流空手道場)、カラオケ、琉球國祭り太鼓の演舞などが披露され、特別席のお年寄りたちも手拍子を打ちながら歌や踊りを楽しんでいた。最後に、80歳以上の高齢者25人に記念品が贈られた。
 与那嶺会長は「これまでにない盛会で、参加者の約90%が若い世代。これまで20人近く研修生を送ってきたが、皆、沖縄を好きになって帰ってくる。そういう若い人たちが沖縄の良さをアピールし、これからの町人会活動を盛り上げてもらいたい」と話していた。
 西原町人会の役員は次の通り。(敬称略)
▽会長 与那嶺育紀
▽第一副会長 与那嶺ヨシノリ
▽第二副会長 奥浜真次
▽会計 奥浜真一(与那嶺恵子通信員)