政治

参加者、議員厳しく追及 「普天間」与党3氏討論

 与党の3国会議員が登壇し宜野湾市の沖国大で開かれた20日の討論会「ちゃーすが普天間」。普天間飛行場の新たな移設先に「キャンプ・シュワブ陸上案」や「津堅沖埋め立て案」など県内案が挙がる現状に対する説明を直接聞こうと、県民約300人が詰め掛け、フロアからも「陸上案はあり得ない」「また15年も我慢しろというのか」と意見が相次いだ。

 討論会の冒頭、司会が「怒りをぶつける場ではない。討論する場にしよう」と冷静な議論を呼び掛けたが、国民新党の下地幹郎衆院議員の発言中、同氏を糾弾するビラを掲げた女性が主催者から注意を受け、会場から「退場させろ」との声が飛び交う場面もあった。
 下地氏が15年の期限付きでキャンプ・シュワブの陸上部を使用する案を説明すると「選挙前に言え」「公約違反」と怒りを含む声が会場にあふれた。下地氏は県外・国外移設を公約に明記していないことを指摘し「公約を見なさい」と声を荒らげる場面もあった。名護市の男性は「地元で辺野古への移設に反対するお年寄りの姿を見ると、あと15年も待っていられない」と下地氏に訴えた。
 民主党の喜納昌吉参院議員にも厳しい意見が相次いだ。司会が「党本部は県内移設を推進しているようにみえる」と県連との意識のずれを尋ねると「基本的には沖縄民族対日本民族と考えた方がいい」などと答えたが「はぐらかすな」「質問に答えろ」とやじが飛んだ。
 フロアからの質問は、県内移設に反対する意見が多数を占めた。政治家の討論会に初めて来たという那覇市の女性(24)=沖縄国際大4年=はやじが相次いだことに「もっと冷静に、政治家がどんなことを考えているか聞きたかった」と話した。