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全国の減量迷子に捧ぐ! 「アリーのCOLUMN」

“最後の女”トレーシー・アンダーソンに見るダイエットのフシギ
 骨盤矯正に断食。朝バナナに夜トマトにヨガにカスピ海ヨーグルトにピラティスに、SHINOにビリーにたかの友梨!!!!!世の中みんながダイエットダイエットと騒ぎすぎて、もはや何がいい方法かわかんない。比較検討も面倒だし、あーもういいやとりあえずビール! そんな日々を繰り返し、減量中にもかかわらず一向に変化の兆しが表れないこの身体。はぁー。今年はショートパンツ履きたいのに…もうすぐ幼なじみの結婚式なのに…すでに夏に海行く約束してるのに…。
 そんなダイエット迷子の目の前に突然舞い降りたのが『ザ・トレーシー・メソッド』。最近巷で話題のこのエクササイズは、あのマドンナやグウィネス・パルトロウをはじめとするセレブたちも信頼を寄せる女性、トレーシー・アンダーソンが開発したメソッド。

 子供のころからバレエを習っていたトレーシーは18歳のときに将来有望なダンサーとしてニューヨークのダンススクールに入学する。しかし彼女を待ち受けていたのは、なななんと激太りという悲劇。焦って身体を鍛えれば今度は筋肉でムッキムキに。スクールにいる女子生徒たちはみんなキュッと小さくて女性らしい体形ばかり。ぽっちゃりだろうが筋肉だろうが、いずれにせよ踊れる身体ではないと彼女はダンサーの道を諦める。しかーし、転んでもタダでは起きないトレーシー。自分の身体を、世のやせられない女性たちの身体を変えるにはどうしたらいいか、11年かけて150人の女性の身体で(!)実験し開発したのが、この『ザ・トレーシー・メソッド』。
 彼女のこのDVDをなぜやろうと思ったのか。あの『ビリーズブートキャンプ』だって開封せずに放置しているのに。それは、某女優さんの「これまでやったどのダイエットの中で一番やせた!!」という話を、同僚から聞いたから。これまでやったどれより、かぁー。開封してないモノ、たくさんあるけど。よっしゃ、俺にはお前が最後の女!!という意気込みで購入&挑戦に至った、というわけ。
 で、実際のエクササイズですが、つーらーい!!きーつーい!! もともとダンサーであっただけあって、流動的な動きが多いのですが、腕、上げたまま10分下げられないとか、地獄! だけど、確実にやせてってる…かも…。2週間も続けたら会社で「どうした!やせたけど」って言われたし。そうか!まじか!
 と、ここで小さな疑問が。「やせた」って言葉は、果たして褒め言葉なのか。もちろん努力を認めるという意味では褒められているのだけど、やせることは自分を魅力的に見せるのか。「『やせて』きれいになった」とか言われたら、「成功!」って思えるかもしれない。でもそいつの審美眼だって正しいとは限らないし。
 一億総ダイエット時代に突入し、痩身=美は女子の中でもはや常識。「みんなちがって、みんないい」という考えが、女子の身体においては通用しないんですかねえ。なんでだろう。って考えながらも頭の片隅で、よーし原稿も佳境だし、やるかトレーシー。目指せ!永作博美。とか計画してる。…あ、原因は、もしや、これ!?
(共同通信)
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 アリー・マントワネット
 出版社でOLをしつつ、ライターとしても細々と稼働中。ファッション、アイドル、恋愛観など、女性にまつわる話題に興味あり。尊敬する人物は清水ミチコ。趣味はダイエット、特技はリバウンド。



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4 最後のダイエットになると思った
4 難しいけど...
5 食欲が減ります
3 いや~
3 確かに…


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アリー・マントワネット