政治

伊波氏、出馬を受諾 知事選、県政奪還へ決意

記者会見で知事選への出馬要請の受諾を発表する伊波洋一氏=20日、宜野湾市農協会館

 11月28日投開票(同月11日告示)の県知事選で、宜野湾市長の伊波洋一氏(58)は20日、宜野湾市内で記者会見し、社民党県連、共産党県委、社大党からの出馬要請を受諾し、知事選に立候補することを発表した。

 伊波氏は「県内移設に翻弄(ほんろう)された(保守県政の)12年に終止符を打ち、沖縄の自立と発展のための12年をスタートさせる」と普天間飛行場返還・移設問題を争点に、県政奪還への決意を述べた。
 伊波氏は3党との協議で後援会や選挙母体など態勢を整えた上で、9月中旬ごろに正式に出馬表明する。10月中旬までは市長職にとどまり、宜野湾市長選を知事選と同日実施にする意向も明らかにした。
 伊波氏は「普天間基地の問題で何をやろうとしているのか全く見えない」と仲井真県政の対応を批判。民主党との関係については「党本部が私を推す立場には、なかなかなれないと思う。県連とは県内移設に反対する立場で連携が取れるといい」との見解を示した。
 普天間飛行場を米軍に提供する国の違憲性を問う訴訟については、次期市長に提訴の対応を委ねる方針。
 知事選は現職の仲井真弘多氏(71)も再出馬に意欲を見せており、伊波氏と対決する公算が大きい。

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伊波洋一氏出馬表明一問一答/県民主役の県政実現へ
 「知事選は沖縄に基地を押し付けようとする日米両政府に対して、県民の意思を示す重要な選挙。県内市町村の課題を共有しながら、県民が主役となる県政を実現したい」
 ―正式な出馬表明と、辞職の時期は。
 「市長の職責をしっかりと引き継がなければいけない。知事選と市長選を同時にしたい。10月10日の週に辞職する予定だ」
 ―市長選と同時選挙にすると選挙期間が短くなる。
 「市長として本年度事業の振興も目配りしなければならない。また、別々にするとコストが掛かる」
 ―知事選の争点は。
 「普天間を県内に移設させるかが一番の争点だ」
 ―民主党との関係は。
 「党本部はわたしを推す立場になれないと思うが、個別の議員と連携は取れる。県連は県内移設に反対する立場のため、何らかの立場で連携したい」
 ―普天間飛行場の移設問題について、具体的な解決策は。
 「グアム移転についてインフラ整備などで遅れるとされているが、日本政府が危険性除去のために、海兵航空部隊を最初に動かす決断をすれば、米国にも受け入れられる」
 ―仲井真県政の4年間の評価は。
 「県政の在り方について、何をやっているのか見えない部分がある。政権交代後の基地問題についても、何をしようとしているのか全く見えない」