政治

劣化ウラン弾 政府、貯蔵可能性認める

 政府は25日までに、県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)が7月に照会した基地問題に関する諸項目について県などに回答した。この中で嘉手納弾薬庫での劣化ウラン弾の存在について「わが国の一部施設・区域に保管されることもある」と説明し、可能性を認めた。

一方で「内部規律によりわが国の訓練場で使用することはない」と訓練実施については否定した。劣化ウラン弾については2000年5月、当時の嘉手納基地司令官が同弾薬庫内の貯蔵を明らかにしている。
 日米地位協定の改定要求については「日米同盟をさらに深化させるよう努めていく中で、普天間飛行場移設問題など他の喫緊の課題の進展を踏まえつつ、対応を検討する」と述べ、普天間問題解決を優先すべきだとの見解を示した。普天間の危険性除去については、07年8月に日米が公表した安全対策の検討に関する報告書を挙げ「場周経路や離着陸経路に沿った飛行と認めがたい飛行は米側に説明を求め、必要な働き掛けを行っていきたい」と説明した。
 嘉手納基地の航空自衛隊との共同使用は「訓練移転による目に見える負担軽減が前提で、現在開始する段階にはない」と回答。嘉手納、三沢、岩国の三米軍飛行場の本年度の本土6自衛隊基地への訓練移転は15回程度としている。