小沢氏代表選出馬へ 民主「県外・国外」派に勢い

 民主党代表選で小沢一郎前幹事長が出馬を表明したことで、米軍普天間飛行場の国外、県外移設を主張する所属国会議員らの動きが活発化する気配を見せている。26日に来県した超党派の沖縄等米軍基地問題議員懇談会の会長を務める川内博史衆院議員は「普天間問題が代表選の争点になることは間違いない」と強調し、小沢氏が勝利すれば、辺野古移設が見直されるとの認識を示した。

 菅直人首相は普天間の辺野古移設を明記した5月の日米共同声明を踏襲する意向を示しているが、川内氏が菅政権発足後の6月中旬に小沢氏と面談し、普天間のグアム、テニアン移設方針を説明した際、小沢氏は「普天間問題は代表選の争点になる」「まず米国にしっかり話すべきだよな」などと述べたという。
 川内氏は26日の稲嶺進名護市長との会談後の記者会見で「小沢さんは県民や名護、宜野湾市民と一体になって米国にまず物を言うと言っている」と述べ、小沢氏支持の立場を強調した。
 民主党以外からの県内移設見直しを求める声も再び高まりそうだ。鳩山由紀夫前政権下で、辺野古移設の閣議決定を拒み政権離脱した社民党の福島瑞穂党首は、民主代表選で移設問題が争点に挙がる状況をとらえ、国外移設を再度強く訴えようとしている。
 福島氏は26日、同懇談会の一行より一足早く辺野古沿岸の座り込みテントを訪問。記者団に「政治の場面でもう一回、辺野古に基地を造っていいのかということが一大争点になるようにしたい」と口調を強める。民主代表選の結果次第で連立復帰の可能性について「共同声明の撤回が必要」とした。(内間健友)