経済

コープおきなわ・漁協・食品製造業者 農商工連携、売上4億円

 コープおきなわを中心に、県内地域漁協や食品製造業者などが連携した農商工連携による地域特産品開発のすそ野が広がりを見せている。2007年の「魚のマース煮」を皮切りに「もずく丼」や「イカ墨じゅーしぃの素」「宮古島んま牛の牛汁三昧」など、これまで多彩な地域特産品を活用した15商品を開発。累計販売金額は総計で約4億円に上り、地域活性化への貢献に期待が寄せられている。

 コープおきなわがまとめた10月末現在での主な商品の累計販売数・金額は、08年に読谷村漁協などと開発した「海人(うみんちゅ)自慢のもずく丼」が33万パック・7500万円、勝連漁協などと開発した「もずく餃子」が25万パック・7500万円、伊江漁協などと開発した「イカ墨じゅーしぃの素」が19万パック・5700万円だった。
 そのうち「イカ墨じゅーしぃの素」は、販売開始からの20カ月で約19万パック・5700万円を販売。コープおきなわの試算によると、10万パック販売時点での伊江漁協への経済効果は、ボイルして出荷する青年部原料調達で100万円、女性部直売店での販売で360万円、漁業振興費として50万円―となり、合計510万円に上るという。
 10年4月には、組合員120万人を擁する関東1都9県の生活協同組合で構成する連合会も参画した県産シークヮーサーを使用したシャーベットも開発・販売。県内外で6万パック・3千万円を売り上げるなど、新たな展開も見せている。
 数々の商品開発に携わってきたコープおきなわサポート本部の石原修本部長補佐は「地域の人々にかかわってもらい、利益もしっかり分配することで、開発した商品は『地域の宝』になる」と強調。今後も県内各地で特産品を活用し、地域経済の活性化や人材育成につなげる考えを示した。