政治

辺野古移設「甘受を」 官房長官「情と理尽くし説得」

 【東京】仙谷由人官房長官は13日の記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「国民に安心を与えるような安保政策を実施しないといけない。県民には誠に申し訳ないが、(辺野古移設を)甘受していただきたい」と述べ、辺野古移設を受け入れるよう説得する姿勢を重ねて示した。

沖縄を説得する方法について仙谷氏は「情と理を尽くして説得する。七重の膝を八重に折ってでもお願いしなければならない」と述べた。
 移設先が辺野古しかないとする理由について、仙谷氏は「一朝一夕に、明日、全ての基地を国内のほかの地に移すわけにはいかない」と説明。さらに「私の地元徳島も含め、自分のところで引き受けようという議論が国民的に出てきていない」と県外で受け入れの声がないことなどを挙げた。
 仙谷氏は、17日の首相来県を前に「ひざを折って」と低姿勢で情に訴えることで県民の理解を得る考えを示したが、県外で移設受け入れの議論が起きないことを理由に辺野古移設の「甘受」を求める姿勢は「理」を尽くすこととは程遠く、県民の反発を強める可能性もある。