政治

岡田幹事長来県 「日米合意以外なかった」釈明するも堅持強調

民主党幹事長として初めて来県し、地元で開催した沖縄協議会であいさつする岡田克也氏=9日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ

 民主党の岡田克也幹事長は9日午後、党幹部による地方行脚の一環で、幹事長として初来県した。岡田氏は民主党県連との意見交換で「沖縄の声に耳を傾け、多様な意見を聞いていく」と述べ、普天間飛行場移設問題の打開に向けて、政権与党として沖縄重視の姿勢をアピールした。

一方で「珊瑚(さんご)舎スコーレ・夜間中学校」(那覇市樋川)での対話集会では、辺野古移設に回帰した外相時代の対応について「普天間の危険性除去とグアムへの8千人の海兵隊移転のためには、県外で受け入れる所もなく、日米合意以外の答えがなかった」と釈明し、日米合意を堅持する考えを強調した。
 岡田氏は県連との間で設置する「沖縄協議会」の第3回会合を那覇市内で開き、県連所属の議員と意見を交わした。喜納昌吉県連代表は「知事選の結果で、もはや辺野古移設は不可能な状況となった。現実を直視して基地の再編に努めてほしい」と主張。沖縄振興特別措置法に代わる新たな法制度については「法案の骨格をなす要綱案について、次回の協議会で県連案を提出する」と述べ、県連として1月中に要綱案を策定する方針を伝えた。
 岡田氏は翁長雄志那覇市長や仲村信正連合沖縄会長、県の上原良幸副知事とも相次いで面談し、国の施策に対する要望を聴取。政府と党が一体で沖縄に配慮する姿勢をみせた。
 上原副知事は非公開での面談後、記者団に「振興の話を中心に幅広く意見交換した。(基地問題は)知事が言うように、県外移設を求める方針を変えるような状況ではないということは申し上げた」と述べた。
 岡田氏は10日も経済界や農業団体の代表との意見交換を行うほか、普天間飛行場の危険性除去策について宜野湾市の安里猛市長と会談し、帰任する。