政治

3党、糸数氏擁立決定 仲井真氏と一騎打ちへ

 11月19日投開票の県知事選で、社民党県連は17日の執行委員会で糸数慶子参院議員(58)=社大党副委員長=の擁立に同意することを決めた。

 これを受け同党県連、社大党、民主党県連の3党は同日夕、県議会内で代表者会議を開き糸数氏擁立を決定。共産党県委、政党そうぞう、自由連合沖縄に擁立への同意を求めた。他の3党は返事を保留したが、最終的に賛同する見通し。糸数氏は6党がまとまれば受諾する意向を示しており、今週末にも受諾の見込み。女性の知事候補は県内初となる。
 知事選は、自民、公明両党と経済界が推す仲井真弘多前県商工会議所連合会会長(67)と糸数氏による事実上の一騎打ちとなることが確実となった。野党6党は正式合意すれば20日にも糸数氏に出馬要請する。
 琉球新報社の取材に対し、糸数氏は「社民の決定を重く受け止めたい」と述べた。18日午後に自身の後援会と相談した上で態度を決める考え。
 3党の要請に対し、共産党県委の赤嶺政賢委員長は「今、結論を出す段階ではない」と判断を保留しつつ「単独で候補者を擁立することはない」と強調。19日の常任委員会で協議する考えを示した。
 そうぞうの前川朝平幹事長は糸数氏擁立に前向きな姿勢を示した。
 自由連合沖縄には3党が電話で連絡。3党代表が18日にも石垣市へ渡り、金城浩代表に直接協力を依頼する方針。
 決定後、記者会見した社民党県連の新里米吉書記長は「山内徳信氏(元県出納長)の統一候補擁立を目指し努力してきたが、残念ながら実現できなかった」とした上で「統一候補擁立との県民の声に応え糸数氏擁立に同意する」と表明。「執行委では党決定に反対との意思表明もあった」とも述べた。
 同県連の照屋寛徳委員長らは17日午後、執行委の中途で山内氏と読谷村で面談。山内氏は「社民党の執行委や3党の協議を見守る。ただ私は私の判断をしたい」と述べ、18日午後にも進退を表明する考えを示した。
 糸数氏が知事選出馬で参院議員を辞職すると、参院沖縄選挙区の補欠選挙が来年4月22日に行われる。