教育

照屋勇賢さん(県出身NY在)作品採用 中学2、3年美術教科書

照屋勇賢さんの作品「ColorTheWorld」

 日本文教出版は中学2、3年生が使う美術教科書に、南風原町出身でニューヨーク在住のアーティスト、照屋勇賢さん(37)の作品「Color The World」を初採用した。

世界196カ国・地域の全ての国旗で一つの旗を作り上げた同作品は、2001年の米中枢同時多発テロ後、「見えない不安を解決する糸口」(照屋)を探すべく形にした作品だ。
 テロ後、ニューヨーク中を星条旗が埋め尽くした光景を目の当たりにした照屋さんは、国旗が団結力を高めると同時に、国旗に属さない人を排除する現状も感じ、作品づくりに取り組んだ。旗は全て同じ大きさにし、配列も世界地図を見るように配置することで、「世界との平等な付き合い方の一つを見せた」と話す。
 そこから見えたのは、近接する国々の旗の図柄に共通点があり、隣の国や近隣の国が「つながっている」ということだった。照屋さんは「不安や課題を共有できる形にすることが、解決の糸口になると思う」と語る。
 採用理由について日本文教出版は「平和とは何か、自己と向き合って表現された作品。中学生に現代における戦争と平和について考えてほしい」と語った。
英文へ→Junior High School art textbook introduces the work of Yuken Teruya