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デイゴ赤々 6年ぶり 竹富島、住民活動花開く

真っ赤な花を咲かせている竹富島のデイゴ=9日、竹富島の竹富東港

 【竹富島=竹富】竹富島のデイゴが今月上旬から見頃を迎えている。2005年ごろからデイゴヒメコバチの被害で枯れ木が目立っていたが、10年1月に島民が「竹富島のデイゴを救おう!実行委員会」(委員長・上勢頭芳徳竹富公民館館長)を発足。薬剤を注入して島のデイゴのほとんどを開花させた。費用集めやボランティア作業に奔走した島民は、約6年ぶりの“満開”に心躍らせている。

 集落から港へ向かう下り坂のデイゴ並木の真っ赤な花は、青空や遠方に見える石垣島とのコントラストが鮮やかだ。晴天だった9日は、島民や観光客がデイゴの下で足を止め記念撮影する姿も見られた。
 まだつぼみの花も多くあり、今月いっぱいは見頃が続きそうだ。
 デイゴヒメコバチを駆除する薬剤の購入費用は210万円掛かった。早期の薬剤注入が不可欠という助言を県森林資源研究センターから得て、竹富公民館が緊急で実行委員会に費用を貸し出した。
 その後、郷友会の募金活動やチャリティー音楽祭を通して費用を回収した。薬剤注入の作業も島民らがボランティアで行った。
 上勢頭館長は「デイゴの花言葉は『夢』。うつぐみ(助け合い)の心で夢を咲かせることができた。全国にもうつぐみの心を広げていきたい」と語った。(稲福政俊)
英文へ→Taketomi’s deigo trees blooming brightly after six years, adding vigor to islanders’ activities



琉球新報