政治

オスプレイ、普天間配備を伝達 国、県へ正式に

 沖縄防衛局は6日、米海兵隊が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを2012年から普天間飛行場に配備すると、県や宜野湾市、名護市、金武町など関係自治体に正式に伝えた。本島北部でオスプレイが日常的に訓練飛行することが裏付けられた。

政府はこれまで配備の伝達は避けていた。仲井真弘多知事は配備に反対している。オスプレイはCH46中型輸送ヘリコプターの後継機。CH46に比べ離着陸時の騒音が増すとの指摘もあり、県内で反発が強まるのは必至だ。
 防衛局は県などに対し、防衛本省がオスプレイ配備について米政府発表の情報を得たと説明。「正確な配備時期に関する最終的な決定はされていないが、MV22は12年の遅くから(在沖海兵隊の)第3海兵機動展開部隊のCH46と代替することになるだろう」と伝えた。その上で「この重要な同盟の能力の沖縄への導入に関連する通知プロセスの方法について協議する」としている。県が防衛局に対し、配備に対する日本政府の姿勢などについてあらためて質問したが、同局は6日は回答しなかった。
 オスプレイ配備について同局は政府が普天間飛行場の移設先とする名護市のほか、海兵隊基地の北部訓練場やキャンプ・ハンセンが所在する東村、金武町にも同内容を伝達しており、普天間配備でオスプレイが、これらの基地へ訓練で飛来することを想定しているとみられる。配備によって基地周辺の騒音などの状況に変化が出る可能性がある。
 オスプレイ配備をめぐっては、米海軍省が1992年の「普天間飛行場マスタープラン(基本計画)」で、普天間飛行場の北西部に拠点を置く配備方針を明記。2010年秋には、米海兵隊は普天間飛行場のCH46ヘリ24機の後継として、2個中隊を12年10月と13年10月に分けて配備する計画を公表した。
 オスプレイは開発段階で4回墜落し県内には安全性を懸念する声が強い。CH46に比べ、離着陸時やホバリング時の騒音が増加し、操縦士が慣れるまで訓練の頻度が増すため、騒音が激しくなるとの指摘がある。
英文へ→US Marine Corp to deploy Osprey at Futenma Air Station


普天間飛行場への配備が伝達された、米海兵隊のMV22オスプレイ=2005年、米ノースカロライナ州のニューリバー海兵航空基地

普天間飛行場マスタープラン(1992)