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オスプレイ安全性「問題はクリア」 防衛相が見解

 【東京】米国防総省が普天間飛行場への配備を予定している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、米国防総省付属機関の専門家が2009年6月、下院公聴会で安全性に重大な問題があると指摘し「(オスプレイは)兵士の命を軽視している」と証言していたことをめぐり、北沢俊美防衛相は8日の会見で「詳細は承知していない」とした上で「問題はクリアされていると思う」と述べ、安全性に問題はないとの認識を示した。

 政府は、米側の配備計画を容認する方針だが、すでに公にされている安全性に関する証言さえも、政府内で十分に共有されていないことが明らかになった格好だ。
 米下院の公聴会で証言したのは、国防分析研究所(IDA)で1992年6月から2009年3月まで17年間オスプレイの技術評価を担当した元主任分析官レックス・リボロ氏。「重要な問題点」として「オートローテーション(自動回転)機能の欠如」を挙げ「飛行中にエンジンが停止した場合の緊急着陸機能が欠如している。人命軽視の軍用機だ」と証言した。