政治

普天間に放射性廃棄物 米軍6月に外務省へ情報

 米軍普天間飛行場で、米軍の「トモダチ作戦」による福島第1原発事故後の支援活動で出た放射性廃棄物が保管されていることが分かった。外務省が10日、県や宜野湾市に伝えた。
 宜野湾市などによると、外務省は廃棄物は低レベルとした上で「除染に使用した布などを密閉容器に入れて保管している」と説明した。

具体的な量や保管場所は不明としている。廃棄物の処分方法については「検討している」とし、今後の対応については「米側からデータをもらい、詳細については連絡する」と伝えた。在日米軍から同省に6月下旬に情報提供があったという。
 同市の山内繁雄基地政策部長は「外務省が2カ月近くも前に把握していたのにすぐに連絡がなかったのは大きな問題だ。詳細が分からないので確認次第、対応を検討したい」と話した。
 在沖米海兵隊報道部は先月、琉球新報の取材に対し、普天間飛行場のCH46中型輸送ヘリ8機が、震災での救難支援のため1カ月、本州に滞在し、救難作戦終了後に米軍厚木基地で検査し除染したと説明。普天間飛行場に帰還後、6機が機体内部のエンジンなどの放射線量が増えていたことを明らかにしていた。
 除染について「米国と日本政府の必要条件に従って処理された」とし、放射線量は米国防総省が定める基準値以下になったと説明していた。
 低レベル放射性廃棄物は、長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地や、神奈川県横須賀市の米軍や海上自衛隊横須賀基地などでも保管されている。
英文へ→U.S. military brings radioactive waste into MCAS Futenma